sd-wanがビジネスで有益な理由とは

ビジネスシーンでも頻繁に用いられるIT用語に「sd-wan」がりますが、「どういった意味か分からない」といった人も多いのではないでしょうか。今やビジネスにIT技術、とりわけネットワークは不可欠だといえます。ビジネスシーンにおけるトレンドに乗り遅れないためにも、用語の意味を正しく理解しましょう。「SoftwareDefinedWideAreaNetwork」の略であるsd-wanは、ネットワークを構築する技術やコンセプトを意味するIT用語です。

VPNなど従来の方式だと、近隣の拠点などにあるファイアウォール・UTMを経由してネットワークを構築します。この方式のデメリットは、アクセスが集中した場合に通信速度が大幅に低下するといった点です。大量なデータの送受信にも向きません。これに対してsd-wanは企業が導入する様々な回線の中から、それぞれのアプリケーションをメイン回線・バックアップ回線に割り当てることが可能です。

具体的には、優先度が高くないアプリケーションにはインターネット回線を割り当て、機密性の極めて高い情報を扱うアプリケーションには専用回線を割り当てることができます。アプリケーションをそれぞれの回線に割り当てることで、セキュリティ面が強化されるとともに、余裕を持ってネットワークを構築することが可能です。ビジネスシーンでは大きなデータを送受信することも増えていますが、sd-wanであれば通信速度を低下させることなくスムーズに送受信できます。ビジネスにはスピード感とともに情報管理が重要です。

その両方に有益性のあるsd-wanは、これからも注目され続けるでしょう。